Andre de Dienes × Marilyn Monroe

Andre De Dienes (アンドレ・ド・ディーンズ)
1913年生まれ。
トランシルヴァニア(現在ルーマニア)のトゥリア(Turia)出身。
アメリカの写真家。

1944年にハリウッドに移り住んだド・ディーンズは、翌1945年にノーマ・ジーン・モーテンセン(Norma Jeane Mortensen)と出会う。
言うまでもないと思うが、ノーマ・ジーンというのはマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)のこと。

Wikipediaによると、

この年、二人で長い撮影旅行に出かけている。ド・ディーンズは、マリリンがモンローになる前のノーマ・ジーンの初々しい姿をカメラに収めた。

Marilyn Monroe (マリリン・モンロー)
本名はノーマ・ジーン・モーテンセン(Norma Jeane Mortensen)であり、後に母親の姓のノーマ・ジーン・ベイカー(Norma Jeane Baker)改名。
1926年6月1日にロサンゼルスで生まれ、1962年8月5日にロサンゼルスで亡くなった。
女優。


アンドレ・ド・ディーンズとマリリン・モンローの出会いについてもう少し詳しく書くと、ハリウッドのモデルクラブ｢ブルーブックス・モデルズ・エージェンシー｣の専属モデルとなったノーマ・ジーンは当時19歳で、モデルとしての最初の仕事が、ド・ディーンズのモデルを務めることだった。
息が合ったのかふたりはカリフォルニア、ネバダ、ニューメキシコを5週間かけて撮影旅行をした。
井上篤夫の眼というブログによると、

ディーンズによると、このロケの間にふたつのことが起こった。ひとつはノーマ・ジーンをポートランド、オレゴンに連れて行ったこと、ノーマ・ジーンは母親のグラディス・ベーカーと再会したのだ。

　ロケの間に起こった二つ目のことは、写真家ディーンズがモデルのノーマ・ジーン・ドアティと恋に陥ちたことだった。

「彼女は広いベッドにすべりこんだ。そして私も。自然とそうなった。夜は私たちのものだった。私への思い、信頼、感謝、崇拝、そしてすべてが融け合って彼女は私に身を委ねた。すべてが飾りのない、すばらしいものだった。絹の肌、しなやかな身体はやさしい愛撫にも激しさにも反応し、私たちは何度も求め合った。不意に頬と頬が触れ合った瞬間、彼女が泣いているのが分かった」

のだそうである。
ふたりは結婚するつもりで婚約までしていたそうなのだが、すれ違いから別れることとなり、再び再開したのは1949年のニューヨーク、映画『ラヴ・ハピー』のプロモーションの時だった。
この時ド・ディーンズはニューヨーク市郊外のトビー・ビーチで｢マリリン・モンロー｣となったノーマ・ジーンを撮影。

ということで、1949年にトビー・ビーチで撮影された写真をポスト。
まだ初々しさが残っていて、楽しげで幸せそうだ。
ノーマ・ジーン時代の写真もポストしたかったのだけど、マリリン・モンローになってからの写真と並べるとちょっと違和感があったので、泣く泣く切った。

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