Loie Fuller
Loie Fuller (ロイ・フラー、ロイ・フュラー)
1862年イリノイ州 (Illinois) シカゴ (Chicago) の郊外で生まれ、1928年没。
modern dancer。
港千尋の著書 『群集論』 中に以前から気になっていた女性が大きな布を垂直に広げた 『ロイ・フュラーによる百合の踊り』 というタイトルの写真があり、いい機会なので検索をしてみたのだが、ここで初めてロートレックやガレの作品のモデルになった、その当時パリにおいて一世を風靡した modern dance の先駆者であったことを知った。
テオドール・リヴィエール (Théodore Rivière ?) が撮影したその 『ロイ・フュラーによる百合の踊り』 は、検索しても見当たらなかったのだが、Wikipedia にきれいな作品があったので転載。
Frederick Glasier という写真家が1902年に撮影した "Portrait of Loie Fuller"。
港千尋は、「巨大な布を使ったロイ・フュラーのダンスは、動くアール・ヌーヴォーである。フュラーの感覚を伝達するこの霊媒=媒体としての布に、ロダンやマラルメをはじめとする多くの芸術家が魅せられた。」と書いている。
それはこの作品からもそれは十分伝わってくるが、スペクタクル的なものが氾濫していなかったあの時代に、女性が巨大な布をヒラヒラと舞わせている様を実際に見せられると、それはもうウットリとしてしまうだろう。
Wikipedia
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