Thursday, May 15, 2008

Gabrielle d'Estrées et une de ses soeurs


Gabrielle d'Estrées et une de ses soeurs (ガブリエル・デストレとその妹)
"Portrait présumé de Gabrielle d'Estrées et de sa soeur la duchesse de Villars (ガブリエル・デストレとその姉妹ビヤール公爵夫人とみなされる肖像)" というのが多分正式なタイトルになるのでしょうが、一般的には "Gabrielle d'Estrées et une de ses soeurs ((浴槽の)ガブリエル・デストレとその妹)" あるいは "Gabrielle d'Estrées et la duchesse de Villars (ガブリエル・デストレと公妃ヴィラール)" として知られている、とても有名でありながら作者不詳の絵画で、描かれたのは1594年頃。
というか、そもそも作品を知っていてもタイトルを知っている人はそれほど多くは無いのかもしれません。
パロディのネタにされやすい作品のひとつで、それらを集めていけば膨大な数になるでしょう。
ワタクシ、そこまでするつもりは毛頭ございませんので、ふたつほど並べてみようかと。
この作品の作者は不詳ではあるのですが、属していたグループは分かっています。
École de Fontainebleau (School of Fontainebleau、フォンテーヌブロー派) というのがそのグループで、フランス・ルネサンス期に宮廷で活躍した画家集団らしいです。

作品に描かれたこの姉妹、どちらがガブリエル・デストレで、どちらが公妃ヴィラール (ビヤール公爵夫人) なんでしょうか?
乳首を摘むことと指輪を摘むことに何か意味がある (込められている) のでしょうか?
調べれば分かる気もしますが、疑問は疑問のまま放置しておきます。
ちなみに、ガブリエル・デストレ (Gabrielle d'Estrées) は、実在の人物で、21歳でフランス王アンリ4世の愛妾となり、その寵愛を一身に受けられた方だとか。

Wikipedia - Gabrielle d'Estrées et une de ses soeurs
Wikipedia - ガブリエル・デストレ
Wikipedia - フォンテーヌブロー派
フォンテーヌブロー派-主要作品の解説と画像-
Wikimedia Commons

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