Friday, May 16, 2008

大谷リュウジ(Otani Ryuji)




大谷リュウジ (Otani Ryuji)
1975年生まれのイラストレーター、グラフィックデザイナー。
人物や装飾、乗り物から植物まで多様なモチーフをモノクロの繊細な線で表現することにかけてはピカイチ(って表現、これまでの人生で始めて使った気がするが、今の時代にアリなのか、ピカイチって。ま、いいか)。
雑誌、書籍のイラストレーションや店内装飾、各企業ブランドとのコラボレーションビジュアル、デザインなど。
企業とのコラボレーションでは、ソニーと組んだものが最も有名だろう。

シャープで繊細な線を引く人だなぁと思っていたのだが、作品はどれもデジタルで制作されているようだ。
ワタクシ、元々髪をこれでもかってくらい細かく描く人が好きなので、大谷リュウジの描く女性たちのしなやかにきめ細かく流れるような髪には、もう、うっとり。
厚い唇もちょっとエッチな具合がしてそこもいいですな。

1枚目のバイクを駆る女性など、見ていると自然、チャーリー・コーセイの歌声が頭の中で聴こえてくるワケで、人によったらアンドレ・ピエール・ド・マン ディアルグ (André Pieyre de Mandiargues) の小説 『オートバイ "La Motocyclette"』 を映画化した 『あの胸にもういちど "The Girl on a Motorcycle"』 を思い出す奇特な人もいるかもしれない。
と書き進んで、あれ、峰不二子とマリアンヌ・フェイスフルって似てんじゃね?と今更ながらに思ったので検索してみたら、少し前に峰不二子のモデルがマリアンヌ・フェイスフルじゃないかって噂になってたんだね、知らなかった。
この件、誰かが取材したようで、その結果は作者側が否定して終了ってことみたいだけど。

ちなみにチャーリー・コーセイが歌う 『ルパン三世』 の ED、いろんな人がカバーしているけど、ワタクシは大友良英がカバーしたバージョンが一番カッコイイと思うのであります。

大谷リュウジのイラストを雑誌か何かで見かけたことはあったのだけど、それが大谷リュウジが描いたものだということは知らずにいて、イギリス在住の Yanda って方から、日本人アーティストについていろいろ教えて欲しい (このワタクシになんと無謀な) と頂いたメールに20人近いアーティストの名前が書き連ねてあり、大谷 リュウジはその中の一人だった。
名前と作品が一致したのはその中の5、6人程度で、後は誰が誰だか分からないので、ひとりひとり検索にかけていた。
そこで名前と作品がようやく一致したのが、大谷リュウジだった。
他は検索しても知らない人ばかりで驚いたのなんの、ってことで、thank you Yanda.

OTANIRYUJI.COM
digmeout ARTISTS [大谷リュウジ]|digmeout.net
大谷リュウジ|専門学校アートカレッジ神戸

No comments: