Thursday, July 09, 2009

Philip Evergood




Philip Evergood (フィリップ・エヴァーグッド)
1901年ニューヨーク生まれ、1973年没。
画家、銅版画家、リトグラファー、彫刻家、イラストレーター、作家。
大恐慌から第二次世界大戦時にかけて活発に活動した。

エル・グレコ(El Greco)、ヒエロニムス・ボス(Hieronymus Bosch)、ピーテル・ブリューゲル(Pieter Bruegel de Oude)、フランシスコ・デ・ゴヤ(Francisco de Goya)、オノレ・ドーミエ(Honoré Daumier)、アンリ・ド・トゥルーズ=ロートレック(Henri de Toulouse-Lautrec)に影響を受けたという。

Philip Evergood (フィリップ・エヴァーグッド)の描く作品は、幻想絵画というのではないのだけど、どこか幻想的で歪んだ、グロテスクでユーモアの感じられる作品が多い。

父親のマイルス・エヴァーグッド(Miles Evergood)はオーストラリア出身のアーティストだった。
英国の全寮制学校に通い、主にイートン・カレッジ(Eton College)とケンブリッジ大学(University of Cambridge)で教育を受け、1921年に美術の勉強に専念することを決め、スレイド美術学校(Slade School of Fine Art、スレイド芸術大学)でヘンリー・トンクス(Henry Tonks)に学ぶためロンドへと移った。
1923年に一度ニューヨークへと戻り、美術学校のアート・スチューデンツ・リーグ(Art Students League)で1年学び、再びヨーロッパへと戻っていった。

パリでいろいろな仕事に取り組み、独自に絵を描いて過ごす。その間、私立美術学校アカデミー・ジュリアン(Académie Julian)でアンドレ・ロート(André Lhote)とスタンリー・ウィリアム・ヘイター(Stanley William Hayter)に学んだ。ちなみにヘイターはエヴァーグッドと同い年で、彫刻を教えている。

Philip Evergood (フィリップ・エヴァーグッド)は1926年にニューヨークに戻り、画家として活動を始めるが、ひどい病気と慢性的な財政難で逼迫した生活を送らなければならない状態がしばらく続いた。
美術コレクターのジョセフ・ハーシュホーン(Joseph H. Hirshhorn)がエヴァーグッドのいくつかの作品を購入してから、そういった苦しい生活から抜け出すことができ、以後いくつかのプロジェクトに取り組んだ。
1943年から音楽と美術について教えるようになり、1952年にコネティカットのサウスバリーへ移り住んだ。

1973年、72歳の時にコネチカットのブリッジウォーターにある自宅が火災に巻き込まれ死亡した。

Wikipedia
Philip Evergood artwork presented by ACA Galleries
SAAM :: Have a Question? Find an Answer
evergood.madness.html
Tweed Museum of Art: Education: 50 Years/50 Artworks: People and Places: Pittsburgh Family
Brooklyn Museum: Luce Center for American Art
Philip Evergood on artnet

No comments: