Saturday, November 13, 2010

Billy Name × Nico





Billy Name (ビリー・ネイム)
1940年2月22日生まれ。
米国の写真家、映画製作者、照明デザイナー。
ニューヨーク在住。
ウォーホルの友人で、ファクトリーの常連の一人。

Nico (ニコ)
本名はChrista Päffgen (クリスタ・ペーフゲン)。
1938年10月16日にドイツのケルンで生まれたらしいのだが、1943年3月15日にハンガリーのブダペストで生まれたという資料もあるらしい。
ファッションモデルとして活動を始め、女優、シンガーとキャリアを重ねていった。
アンディ・ウォーホル (Andy Warhol) がプロデュースしていたヴェルヴェット・アンダーグラウンドと共に制作したアルバム 『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ (The Velvet Underground and Nico)』 で知られている。
晩年は地中海のイビサ島で生活していたが、1988年7月18日、自宅近くで自転車で転倒し、病院に運ばれたが、脳内出血で亡くなった。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドへの参加はウォーホルの要請によるもので、他のメンバーとの間に軋轢があったということはよく知られている。が、"Femme Fatale" や "All Tomorrow's Parties" や "I'll Be Your Mirror" での聴くものを言い知れぬ不安感に陥れるあの声、だけど何度も聴き返していくうちに虜になってしまうあの声は、あのアルバムを聴くものにとって、なくてはならないものになっているのではないだろうか。無理やりねじ込んでくれてありがとう、ウォーホル!とボクは無責任に感謝する。

ヴェルヴェッツから抜けたニコはその後も音楽活動を続けていき、しばらくブランクのあった時期もあるが、何枚ものアルバムを残している。

Wikipedia のニコの項を見てみると、アラン・ドロンとの間に私生児をもうけたことについては触れられているのに、フランスの映画監督フィリップ・ガレル (Philippe Garrel) と出会い結婚したことや、映画に主演したことには触れられていない。ガレルの項を開くとそのことについての記述があるのだが、リンクはガレル側からのみとなっている。何で?

以上、"I'll Be Your Mirror" の試訳の一部を某所で読み、放置していたビリー・ネイムが撮影したある時代のアイコンたちについてまとめてみた。


Wikipedia - ニコ
http://irvinecontemporary.com/showArtist.php?artistID=119

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