Tuesday, November 09, 2010

Евгений Юфит (Yevgeniy Yufit, Eugene Yufit)


Евгений Юфит (Yevgeniy Yufit, Eugene Yufit、イェヴゲニ・ユフィット、ユージン・ユフィット)
1961年1月17日にソビエト時代のレニングラードで生まれた。
映画制作者、写真家、画家。

若かった頃、ソビエト国内で起こった2つの出来事――1つはティムール・ノビコフ (Тимур Новиков, Timur Novikov) がレニングラード展開していたアンダーグラウンドな要素を持った芸術運動であり、もう1つはアンドレイ・パノフ (Andrey Panov) が煽動していたロシア・パンク・ムーブメント――に影響を受けたという。

1983年、 «Necrorealism» というアート・ムーブメントを自身で起こし展開していく。
このネクロリアリズム (屍体現実主義 ?) がどういったムーブメントなのか簡単に説明すると、ゾンビ主体の世界を作品で表現する運動ということになるだろう。

1985年、ソビエト最初のインディペンデント映画スタジオを設立。
このスタジオで5本の16mmのショートフィルムを制作した。
初期ドイツ表現主義映画の美学やフランスのシュルレアリスム映画、そして1930年代から1950年代のソビエトのプロバガンダに強い影響を受けた作品だったという。
この時代の代表作と知られているのは "The Woodcutter" という作品。

1989年、アレクサンドル・ソクーロフ (Александр Николаевич Сокуров, Aleksandr Nikolayevich Sokurov) の招きでレン・フィルム撮影所で開かれた実験的なワークショップに参加。
ユフィットはここで最初の35mm映画 "Knights of Heaven" を撮影した。

以後、ユフィットの映画は国際的な映画のイベントで公開される機会が多くなっていく。


Evfrosina Lavrukhina の個展が開催されるギャラリーのアーティストの作品を見ていたときに出合った。
映画のスチールっぽい作品だなあと思っていたら、実際に映画を撮っている方だったとは。

ポストした作品のタイトルは、1996年撮影の "Один"。

Wikipedia
— RUARTS —

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