Saturday, May 31, 2008

Lena Modigh





スウェーデン (Sverige、Sweden、スヴェーリエ) のストックホルム (Stockholm) 在住のフォトグラファ。
ファッション、ポートレート、ランドスケープなど。
Lena Modigh は、ストックホルムで銀行関係に勤める予定になっていたがそれを回避し、その後スウェーデンを離れニュージーランドへ向かった。しばらく後に今度は NY へ移り住み、そこで2、3年の間映画産業に携わって暮らした後、次に向かったのはロンドンで、Lena Modigh はここで写真の勉強に取り組むことにる。そして2年の修業期間を経てフォトグラファとなった。
Lena Modigh の撮る写真は体温の低い落ち着いた佇まいの、レトロ調というのではないけどどこか懐かしさが感じられる。

ポストした作品は事後的に着色したものなのだろうか。
何ともいえない色をしている。

Online portfolio of Photographer Lena Modigh
Lina Modigh

気付いてしまったので一応記録として残しておくと、おめでとう!!Yahoo!にハブられました。
元々Yahoo!から来る人って少なかったからまぁいいんだけど。
タイミング的に Rebekka Guðleifsdóttir (Rebekka Gudleifsdottir) のエントリで触れた Flickr と検閲のことをいまさら蒸し返すようなことを書いたのがお気に召さなかったとしか言いようのない、ナイスなタイミング。フィルターで自動的に排除って感じなんだろうか。
ヌード画像がパージの理由になったのかもしれないが、それだと面白くないから、Flickr と検閲の記事とパージされた事とには関連が無かろうとも、タイミングよすぎなので関連があると妄想しておくことにした。

Friday, May 30, 2008

Chiara Bautista aka Milk




Chiara Bautista (キアラ・バウティスタ)
アリゾナ州 (Arizona) の ツーソン (Tucson) 在住。
MySpace の職業欄には Ilustraidora とあるのだが、検索しても Google 先生も lustraidoraの検索結果 6 件中 1 - 6 件目 (0.53 秒) という結果しか出してくれない。
Chiara Bautista の造語なんだろうか。
中性の絵画やアール・ヌーヴォーを下敷きにした様な構図を下敷きに、ポップでちょっとエッチな感じのする東洋風味のマンガチックなイラストを描く。
無類のタコ好き、なのかどうかは分からないが、以前は "loves octopus girls" というコメントが MySpace にあった (現在は別のものに変わっている)。

ポストしたのは "La Pasion Birds"、"nina22"、"Misyu" の3点

MySpace

Mikael Jansson × Guinevere van Seenus





Mikael Jansson (ミカエル・ヤンソン)
スウェーデン (Sweden) 生まれ。
リチャードアヴェドン (Richard Avedon) のアシスタントとしてキャリアをスタートさせ、1980年代半ばには、photographers そして director としてゆるぎない地位を築くに至った。
Eric Broms (エリック・ブロムス) のプロフィールで知ったフォトグラファ。
有名なフォトグラファらしいのだが、今まで出合う機会がなかった。
かなりカッコイイ写真を撮る方だ。

Guinevere van Seenus (グィネヴィア・ヴァン・シーナス、グィネヴィア・ヴァン・シーンス)
1977年9月15日ワシントンD.C. (Washington, D.C.) 生まれ。
90年代の半ばから活躍しているキリッとした男前のモデルさんだ。
ちなみにブログを始めたての頃にポストした Javier Vallhonrat (ハヴィエル・ヴァロンラット) のエントリで、たくし上げた着物からステキな御御足を披露しているのがこの Guinevere van Seenus。

Magazine: Vogue Paris
Issue: April 2008
Title: Magie de la nature
Photographer: Mikael Jansson
Model: Guinevere van Seenus
Styled by Marie-Amélie Sauvé

wilson/wenzel
the Fashion Spot - View Single Post - Guinevere Van Seenus

Michelle K


多分イギリス在住。
ポートレートやコラージュなど。
Michelle K の作品は随分前に pin-up girl のイラストを選んでいたんだけど、久しぶりにフォルダを開いてみたらこの作品があったので急遽変更した。
タイトルは "alice in vonderland"。
なんつーか、最低のアリスだな (笑
この最低っぷりから作品を選んだ時に心のブレーキがかかって選ばなかったんだろう。久しぶりに見たら (といっても、その存在をすでに忘れていたんだけど) 笑ってしまった。

michelle k photography
Flickr: michelle_k's Photostream

Wednesday, May 28, 2008

Lauren E. Simonutti aka lauren.rabbit





Lauren E. Simonutti aka lauren.rabbit (ローレン E. シモニュッティ、ローレン E. シモニッティ)
アメリカの東部大西洋岸にあるメリーランド州 (Maryland、MD) の都市ボルチモア (Baltimore) 在住。
レトロでマジカルな雰囲気を持ったシュルレアルな作風。
この人の作品を見ていると、映画 『エンゼル・ハート "Angel Heart"』 の中で繰り返し流れていたトレヴァー・ジョーンズ (Trevor Jones) が作曲したあの陰鬱なメロディが、コートニー・パイン (Courtney Pine) のサックスの音色と共に蘇ってくる。
後でサントラを聴き直すとしよう。

ポストした作品は、"master and servant"、"blood test"、"tools of the trade"、"first let us review" の四点。

lauren-rabbit on deviantART
Flickr: lauren.rabbit's Photostream

Майофис Григорий Михайлович (Gregori Maiofis)





Майофис Григорий Михайлович (Gregori Maiofis)
1970年 Leningrad (現在の St. Petersburg、サンクトペテルブルク) 生まれ。
父は有名なロシアの graphic artist、book illustrator である Mikhail Maiofis であり、祖父母の Olga Ugriumova と Solomon Maiofis は建築家という家庭に生まれ育つ。
高校時代には Ivan Gurin から drawing と painting のレッスンを受け、その後サンクトペテルブルクにある Repin Fine Arts Academy に進むも、途中でアカデミーを去っている。
1991年、ソビエト連邦の崩壊と時を同じくするように、Gregori Maiofis はアメリカへ移住。
1996年まで LA で過ごすことになる。
現在はまたサンクトペテルブルクへ戻ってきており、同地を拠点に創作活動している。

非常に面白い作品を作る方で、ワタクシこの方大好きでございまして、ポストした作品なども、モデルと実際に描かれたものが異なっているというのはパターンとしてよくあることではございますが、分かっていても面白いものは面白うございますな。
一枚非常にビミョーな作品が混じっているのですが、一番面白い作品を避けてしまうと、画竜点睛を欠く感じがし、一応悩んだのでのはございますが、縮小されたら分かんねぇだろ (そんなこたぁーない) ということでポストする作品の中に含めた次第にございます (で、結局該当する作品のみ縮小したものに変更しましたので、元のサイズをお望みの方は下記リンクの中からお探し下さい)。

Gregori Maiofis の制作した作品はこのシリーズ以外にも、Joel-Peter Witkin (ジョエル=ピーター・ウィトキン) 的なコラージュ作品もございまして、そちらも面白うございますのでお楽しみ下さいませ。

Gregori Maiofis - www.maiofis-wba.com
Marina Gisich Gallery | Gregori Maiofis - Life is Everywhere, Tarot Decks, Fables, Amnesia
AziaGallery
DeSantos Gallery | Gregory Maiofis
Gregori Maiofis
DNJ Gallery: Artist: Gregori Maiofis
Gregory Maiofis on artnet

Sharon Green




Sharon Green (シャロン・グリーン)
1977年オーストラリアのシドニー生まれ、現在はロンドン在住。
暗闇に浮かぶ鳥や動物の剥製、花弁といったものも撮影しているのだけど、どれも艶かしいエロティシズムが感じられ、ポストした作品も見ているとゾクゾクしてくる妖しさがある。

Sharon Green
Metro 5 Gallery c_ex Green
Metro 5 Gallery Artist Sharon Green

Eric Broms


Eric Broms (エリック・ブロムス)
1968年生まれ。
film photographer、still photographer。
Mikael Jansson (ミカエル・ヤンソン) のアシスタントをストックホルム (Stockholm) とパリ (Paris) で3年務めることからそのキャリアをスタートさせた。
1993年、still photographer、film photographer として最初の広告写真を撮影したのが、映画監督 Jonas Åkerlund (ヨナス・アーカーランド、ジョナス・オーカーランド) との長いコラボレーションの始まりとなり、以後、様々な PV、コマーシャルなどで組むことになった。
仕事をしたミュージシャンを挙げていくと、メタリカ (Metallica)、ゆーつーぅ (U2)、ロビー・ウィリアムズ (Robbie Williams)、クリスティーナ・アギレラ (Christina Aguilera)、レニー・クラヴィッツ (Lenny Kravitz)、スマッシング・パンプキンズ (Smashing Pumpkins)、そしてマドンナ (Madonna) といった具合になる。
特にマドンナは 『アイム・ゴーイング・トゥ・テル・ユー・ア・シークレット "I'm Going To Tell You A Secret"』 と 『コンフェッションズ・ツアー・ライヴ "The Confessions Tour Live"』 という重要なドキュメンタリ作品とライブの模様を収めた作品にも参加している。

ファッション雑誌のために撮影された写真なのだけど、この流れの中に置くとファッションとは関係のない、別の意味を持った写真に見える (かもしれない)。

Eric Broms : LUNDLUND
avant-garde fashion photography

Cornelia Renz



Cornelia Renz (コルネーリア・レンツ、コルネリア・レンツ、コーネリア・レンツ、コネリア・レンツ)
1966年ドイツ (Germany) 南部のバイエルン自由州 (Freistaat Bayern) シュヴァーベン行政管区 (Regierungsbezirk Schwaben) カオフボイレン (Kaufbeuren、カウフボイレン) で生まれ、現在はベルリン (Berlin) をベースに活動しているアーティスト。
Cornelia Renz はフェルトペンの過剰な線とマンガ的な手法で少女とそれを取り巻く世界を、性的、暴力的、グロテスクに描く。
こういった作品を日本人に描かせると、多分少女を可愛く描き、それと対比するかのように周りを過剰にグロテスクにしてしまうのではないかと思うが、上手くまとめすぎて、Cornelia Renz の描く作品のような奇妙なアンバランスさは出ないかもしれない。
とはいえ、Cornelia Renz の描く少女もある意味その世界と調和するかのようにぶちゃいくに描かれているので、我々日本人が見るとあんまり齟齬を感じることなく、普通に受け入れられるのではないだろうか。
Cornelia Renz の作品はグロく性的な挑発も含め描かれているのだけど、日本人的にはホラー漫画などでもっと過剰なものを散々見ているのであまりドギツさを感じたりはしないだろう。
いっそ、日本のそういった漫画のひとコマを引き伸ばし着色したものを Cornelia Renz の作品の横に置いてみると、その差を面白く見ることができるんじゃないかと思う。
え、そういう作品じゃない?

ポストした作品は2作とも2007年に制作されたもので、タイトルは "Ferla"、そして "How the Children Played Slaughter"。

Loushy & Peter Art & Projects - Project details
Goff + Rosenthal - Artist Galleries - Cornelia Renz
Cornelia Renz (Artist) in New York, NY (New York) from Re-title.com
The Volta Show: Cornelia Renz
archives PULSE Contemporary Art Fair - New York ~ Miami
Saatchi Online - Blog On News, Views, Diaries, Photo-Journals
www.berlin-art-info.de
Cornelia Renz on artnet

The images are with courtesy of Loushy & Peter Art & Projects,
Tel Aviv, and Cornelia Renz, Berlin.

Monday, May 26, 2008

Dino Valls 02





Dino Valls (ディノ・バルス、ディーノ・バルス)
1959年スペイン (España、Spain) 北東部のアラゴン州 (Aragón、Aragó) サラゴサ (Zaragoza) 生まれ。
現在は首都マドリード (Madrid) 在住。
ということで、以前1度ポストしたことのある Dino Valls の登場。
オフィシャルのサイトが出来ていたのでいずれ情報を追加せねばと思いつつも放置してきたので、こういった作品はどうなんだという意味も込め、ここで改めてポストしておく。
もっとひっそりと作品を発表していくタイプかと思っていたのだけど、そうでもなかったみたい。
Dino Valls が冷徹な視線で描く少女たちは、いつ見ても、ヒリヒリと胸が痛くなり沈み込んでいってしまう。
いまも見ていて、ちょっと鬱な感じ。
こういった作品を描くのは、金持ちの医者か何かだろうなと思っていたのだけど、Wikipedia によれば医学の学位を持っているらしいので、やっぱりといったところだ。
てか、Wikipedia があるなんて。
最初に検索したときはほとんど情報なんてなかったのに、何があったんだ?

ポストした作品は、2006年に描かれた "MYSTERIUM CONIUNCTIONIS (Tríptico abierto)"、2004年に描かれた "CALAMI"、2007年に描かれた "IPSIUS-F"、1999年に描かれた "DESCRIPTIO"。

Web de Dino Valls
Wikipedia

Rebekka Guðleifsdóttir (Rebekka Gudleifsdottir)


Rebekka Guðleifsdóttir (Rebekka Gudleifsdottir)
アイスランドのフォトグラファー。

初期に投稿されている写真は家族や自分自身のポートレートが中心だったりするのだが、それが段々アート化していく。
Rebekka Guðleifsdóttir はプロの写真家らしいのだけど、ドローイングもかなりの腕で、元々はそちらをやっていた人が、途中でペンをカメラに持ち替えたのではないだろうか。
肉体に対する興味がかなり強い人だろうということが、そのドローイング、撮影されたセルフポートレートから感じられる。
自分のサイトで公開している作品では、被写体が他者よりも自分自身を撮影したものの方が多いというところなんかはちょっと面白い。
手軽な Flicker などで自分自身のポートレートを際限なくアップしている人はかなりいるのだけど、プロのフォトグラファが公開しているオフィシャルのサイトで、他者を撮影したポートレートより、セルフポートレートを多く公開している方はそんなに多くはないだろう。
Rebekka Guðleifsdóttir は、撮影したセルフポートレートの中で、肉体を披露し、物語の一場面を演じ、自分自身とのキスをデジタル処理で作り出したりしている。
肉体・自己・ナルシズム、そして多分肉体的な老いということもテーマに含め自分自身を撮り続けているのだろうか。


Rebekka Guðleifsdóttir で検索すると、「ドイツ語版Flickrの制限にユーザーが猛反発」 という記事が出てきた。

ドイツ国内の法的制限からドイツのユーザーが Flickr を利用する上で写真共有に制限を課せられたことに対し反発をしているといった記事で、それに関連した問題として Flickr が謝罪したふたつの事件にも触れられている。
まず1つ目が、Flickr にアップされている Rebekka Guðleifsdóttir の写真を外部の企業が Rebekka Guðleifsdóttir の許可なく販売したことで問題になり、それが元で騒ぎが広がった (日本風に言えば 「炎上」、「祭」 になっていたっていた)。ここで Flickr 側が Rebekka Guðleifsdóttir の撮影した写真を利用者が投稿したコメントもろとも削除するという検閲 (この件に関し、記事では検閲という言葉は使われていない) ともとられかねない対応をしたことで更に問題が大きくなってしまい、Flickr 側が誤った対応だったと謝罪をしたという出来事があったらしい。
ユーザーのコメントの中には、著作権を侵害した企業のオーナーの個人情報を晒したものや、報復方法の提案まであったってのを読むと、「炎上」 や 「祭」 って現象は、何も日本に限ったことではなくコミュニティが大きくなればどこでても起こりうることなんだってことがよく分かる。

画像はFlickrに直接リンクを張って欲しいとのことだったので、ボクが画像をアップしているPicasaからFlickrのページへとリンク先を変更した。画像が欲しいという方は各自で何とかしてください。(10.03,08)

Rebekka Guðleifsdóttir
Rebekka Guðleifsdóttir
Flickr: _rebekka's Photostream
livedoor ニュース - [CNET Japan] ドイツ語版Flickrの制限にユーザーが猛反発


書いていたらグダグダした長いものになったので、切り離して下にもって来た。

Flickr 側が対応を誤り謝罪をした例としてもう1つ、Violet Blue という利用者のことが取り上げられている。

「性的作品を手掛けている作家のViolet Blue氏が投稿した写真に対する制限に関するものだ。Butterfield氏はこの件についても謝罪し、Flickrは制限の大半を解除した。」

以前、日本人の Flickr 利用者のフォーラムか何かに迷い込んだ時に、そこで作品の性的表現をめぐってFlickr 側と対立している利用者のことが話題になっているのをチラッと読んだ覚えがあったのでその人だろうと思い、検索して現れた violet blue の Flicker と関連サイトを見てみたのだけど、どうもボクが以前そこで見た人は別人だったみたいだ。

記事には続けて

「インターネットは、文化や習慣が全く異なる大変多くの人々を結び付けている。そのため、意見の表明や写真や映像の公開に関する適切かつ法的な制限の設定 はインターネット上の共通の課題だ。「われわれは、『Flickr』と『検閲』という2つの言葉が一緒くたに使われるケースが増えていることに不快感を募 らせている。なぜなら、われわれが目指している方向性とあまりにかけ離れているからだ」とFlickrのPowazek Champ氏は語る。」

とあり、Flickr 側が 「検閲」 という言葉に神経を尖らせていることが分かる。

表現の自由、権利、芸術、性、猥褻、暴力、責任、規制、著作権、検閲といった言葉が踊る議論は面倒なのでなるべく近づきたくはないのだけど、向こうからこちらへやってくる可能性がないとも言えないブログを更新し続けているので、結局気にせざるを得ない。
面倒臭さい。

こういったことにもう1つ関連付けるなら、児童ポルノの問題も面倒だ。
去年の秋頃だったか、エルトン・ジョン (Elton John) がバルティック・センター現代美術館に貸与した写真の件で児童ポルノ禁止法違反の疑いが掛けられたということがあった。
少年のヌード写真でもあったのかと偏見に満ちた興味本意の目線でそのニュースを見てみると、ナン・ゴールディン (Nan Goldin) の撮影した少女のヌードが問題になっているという。
撮影された裸の少女が脚を開いて座っているのがどうも児童ポルノと解釈されたらしいのだが、その後、「猥褻には当たらない」との結論がでた。
この児童ポルノの問題については、今現在日本のネットの議論で最も取り上げられることの多い問題のひとつだろう。
マンガやアニメ、そしてゲームの表現に大きく係わってくる問題だろうし、ボクのこのブログにもこの問題に抵触する可能性があるかもしれない作品をポストしたりしているので、面倒だがその成り行きにも多少気にしなければならない。

抵触する可能性があるかもしれない作品とは、つまり、

Jan SaudekDaniel LezamaAndreas HeringIngar KraussJake & Dinos ChapmanDino VallsHolly LyntonYang Jing郭偉 (Guo Wei)Louis TreserrasRichard PhillipsMelissa ZexterGeorganne DeennakaniDaniele GiuntaJudy FoxGloria AdamsTamás Nagy (Tamas Nagy)Elena ZolotnitskyПечниковEvgeny Mokhorev (Евгений Мохорев)Kim DingleRene LynchAlex ColvilleGwen John

といった作品などのこと。
古い順に、どうなんだ?といった作品を抜き出してみたのだけど、少女のヌードが駄目だってのならアーティストの作品を貼った第1回目のポスト Jan Saudek からして既にアウト臭い。
もちろん、規制の対象はそういった作品のことを言っているのではないのかもしれないが、ポルノかどうか、猥褻かどうかなんて人によっても時代によって判断が大きく違ってくるものをどう規定しようというのだろう。

1999年9月、映画配給会社アップリンク社長の浅井隆が、アメリカへ持参したロバート・メイプルソープ (Robert Mapplethorpe) の写真集 『MAPPLETHORPE』 を持ち帰ったところ、成田空港の税関で 「わいせつ図画」 に当たると判断され、輸入禁制品該当通知を受けるという出来事があった。
この問題、とうに決着が付いているものと思っていたら、2008年 (つまり今年だ) 2月19日、ようやく、日本国内への持ち込みを禁じた税関の処分取り消しを命じる判決が出た。
このニュースを見たとき、まだ決着が付いてなかったのかと驚いたのだが、国が 「性器が露骨に写り込んだ写真がわいせつ図画に当たらないと判断されれば、わいせつ図画が氾濫することになり善良な性風俗が乱される。既に流通しているか 否かや芸術性はわいせつ性の判断とは無関係である」 などと訳の分からないことを主張していたことを知ってもっと驚いた。
こういったことを主張されるんじゃ堪ったものじゃない。
だから、児童ポルノの問題も気にせざるを得ない、ということになってくる。
ああ、面倒臭い。

上記の流れとは少しずれるのだが、1991年に発売された篠山紀信撮影の樋口可南子写真集 『ウォーターフルーツ』 にいわゆるヘアが写っていたにもかかわらず、警視庁からの摘発は行われなかった。
このことがなし崩し的にヘア解禁へと進んでゆく。
ヘア万歳、表現の自由万歳ってな感じだったのだけど、今現在、コンビニに置かれる週刊誌などは、猥褻な写真の掲載された雑誌は排除しま~すという流れから、ヘアヌードの掲載を自粛。
表現の自由より経済的なことが優先された訳だ。
表現の自由なんて所詮こんなものなのかもしれない。
確かに子供の手の届くところにヘアヌードがあるってのは問題なのかもしれないが、こういった大らかさが日本のいいところ、面白いところだと思うので、あんまりギチギチに締め付けないで頂きたい。
吉本隆明主義者でもなければ、大塚英志って大嫌いなんだけど、『だいたいで、いいじゃない。』 と思ってしまう。
ま、この言葉も寺山修司の評論集のタイトル 『書を捨てよ、町へ出よう』 と同じく取り扱い注意の言葉だと思うけど。

Judy Fox について書いたエントリが、どうやら 2ch にリンクされていたようだ。
法律相談@2ch掲示板の 「児童ポルノ規制の法的妥当性」 というスレッド。
ある種の皮肉を込めてだろうが、「町中にあふれる児童ポルノ」 というコメントと共にリンクされていた。
理解はできるけど、Judy Fox、激怒するだろうなぁ。

Lena Modigh のエントリで、Yahoo!八分になったという報告をしたが、現在も絶賛ハブられ中。この前Yahoo!八分についてちょっと調べてみたら、一度ハブられると数年はそのまんまでインデックスされないという情報を見つけた。ビバ、検閲。(10.03,08)

Amy Sol





Amy Sol (エイミー・ソル)
韓国のソウル生まれ、幼少時代は同地で過ごし、その後ネバダ州 (Nevada) ラスベガス (Las Vegas) へ移住し現在もそこを拠点に活動している。
誰か忘れているような気がしないでもないが、まず Audrey Kawasaki (オードリー・カワサキ)Lilly Piri (リリー・ピリ) の作品、次いでこの Amy Sol (エイミー・ソル) の作品、その後 Sylvia Ji (シルヴィア・ジ)Stella Im Hultberg の作品といった順番に出合ったのだと記憶している。
女性イラストレーターであることだとか、ウッドボードを支持体にしているだとか、エロティックな作風だとか、百合的な世界だとか、東洋的だとか、無垢だとか、淡さだとか、色彩 だとか、今挙げた項目のすべてがこれらのイラストレーターに当て嵌まるというのではないけれど、彼女たちの作品を見ていると、個人的にひとくくりにしてし まいたくなる。
そんな姉妹的作風の中で最も水墨画っぽい幽玄さを持った作品だと思っているのが、この Amy Sol。
支持体の木目をどう生かすのかってことにとても気を使っていることが作品をみているとよく分かる。

作品のタイトルは、上から "To You From My View"、"leave the hair and go free"、"Dream of Distant Cousin"、"over the bridge and into the theme"。

Amy Sol
MySpace
amy sol blog
art diary of amy sol
Amy Sol - Tonight We Travel by Dream
Amy Sol - Indra's Wooded Garden

Peter Farago





Peter Farago (ピーター・ファラゴ、ピーター・ファラゴー、ピーター・ファラーゴ)
fashion photographer。
ファッションフォトを選ぶとき、色や構図、複数枚選択した場合の流れ、ポストした時に縮小されるであろう大きさ、モデルなどには気を使って選んではいるの だが、モデルたちがどういったデザイナーのファッションに身を包んでいるかってことに対しては正直そんなに気を使ってはいない。
だから、このブログをモード好きの方が見たりしたら、写真のチョイスの無神経さに苛立つんじゃないだろうかと考えることがたまにある。
考えることがあるといっても、改善の跡が見られないということは、ワタシ自身がそこまで真剣にそのことについて考えていないことの現れなんだけどさ。

Peter Farago

Lisa Golightly



Lisa Golightly (リサ・ゴライトリー)
オレゴン州 (Oregon、OR) ポートランド (Portland) 在住。
水彩画と写真をミックスさせた、ふわっとやさしく楽しい作品を制作している。

ポストした作品のタイトルは "field of tulips" と "you and me"。

Kiki & Polly - Portrait Art
Cool Mom Picks: Your Greatest Work of Art: Your Child

Michelle Sank



Michelle Sank (ミッシェル・スナック)
南アフリカ (South Africa) のケープタウン市 (Cape Town、Kaapstad) 生まれ。
1978年に同地を離れ、1987年からはイギリス在住。
ポストした作品は、1枚目が "Bye-Bye Baby" というシリーズのもので、2枚目が "Young Carers" というシリーズのもの。
いずれも未成年を対象としたシリーズで、社会環境が人間形成に与えるものをドキュメンタリーとして提示しているってことみたい。
Michelle Sank の書いた text を要約しようかとも思ったのだけど、しんどいのでパス。
でも、こういった写真は、text 込みで鑑賞しないとどうしようもない部分があるような気がしないでもない。

Michelle Sank Photography
The Sonic Blog - künstlerische Fotografie & mehr - art photography & more » Blog Archive » Michelle Sank より

Bo Bartlett


Bo Bartlett (ボー・バートレット)
1955年ジョージア州 (Georgia GA) のコロンバス(Columbus) 生まれの realist painter。
現在はワシントン州 (Washington) のヴァション島 (Vashon Island) で創作活動をしている。
奥さんは encaustic painter の Betsy Eby (ベッツィー・エビ)。
2003年から2006年にかけて描かれた作品辺りが好みなんだけど、この辺りの作品はたまにポストしている人を見かけたりするので、2008年の新作からチョイス。
タイトルは "America"。

Bo Bartlett
Wikipedia
P·P·O·W | Bo Bartlett
P·P·O·W | Bo Bartlett

Carter Smith (Carter B. Smith)


Carter Smith (Carter B. Smith、カーター・スミス)
アメリカ在住の写真家、ディレクター。
マンハッタンManhattanのダウンタウン育ち。
fashion、celebrities、portrait、travel など。

ここ数年はディレクター業に力を入れているようで、Jane's Addiction の再結成ツアーの模様を収めた "Three Days (Sanctuary)" のディレクターを務めたのを皮切りに、2004年には "Love Rome"、2005年には "Bugcrush"、そして2008年には "The Ruins" といった作品を手がけている。
映画を作るのが楽しくなってしまったってクチなんだろう。
個人的にはもっとファッションフォトの方に力を入れていただきたいっすね。

Magazine: Harper's Bazaar US
Issue: September 2001
title: Spanish Rose
Photographer: Carter Smith
Model: -

Metro Flix
MySpace
the Fashion Spot - View Single Post - Carter Smith - Photographer

Huda M


Huda M (フダ・M)
アラブ首長国連邦(الإمارات العربية المتحدة、Al-Imārāt al-‘Arabīya al-Muttahida、United Arab Emirates、UAE)の首長国アブダビ(أبوظبي、Abū Zabī、Abu Dhabi)在住。
ポートレート、ポートフォリオ、ランドスケープなど。

作品のタイトルは "ahaaa !"。
何で逆さにしたんでしょうかね。
ま、そのおかげで非常に印象に残ったんですけど。

Flickr: HMsa's Photostream

Соня Авдеева


ロシア (Россия、Russia) のモスクワ (Москва、Moscow) 在住。
花をスカートに見立てて描かれたイラストなんてそれこそ山ほど描かれているだろうし、写真を使ったコラージュ作品も同様に沢山あるだろうし、もちろん、ポストしたこの作品のようにファインダーの中で人物と花を組み合わせて撮影されたものもそれなりにあるだろう。
確かにアイデアとしては使い古された陳腐なもので、言葉で説明されるとおそらく鼻で笑ってしまう、そういったアイデアの写真だと思う。
でも、こういったイメージを見せられると、陳腐だろうが使い古されたアイデアであろうが、ああ、いいなと納得して見ることができる。

タイトルは "Утреннее настроение...2"。

фото.сайт | photosight.ru

Saelia Aparicio




1982年スペイン(Spain)生まれ。
双子の姉妹に raquelissima がいて、彼女の描いた赤ずきんのイラストを見たことのある人は結構いるのではないかと思う。
raquelissima が淡く幻想味のあるイラストを描くイラストレーターだとしたら、この Saelia Aparicio はグロテスクでパンキッシュなヘタウマ系のイラストを描くイラストレーターといったところかな。
作品を見ていくととても懐かしい気分になる。

Saelia Aparicio Portfolio
esa sae
MySpace
waaaaaaau! - preferiría no hacerlo - Fotolog