Friday, August 06, 2010

Vittorio Giardino - Little Ego -


Vittorio Giardino (ヴィットリオ・ジャルディーノ)
1946年12月24日ボローニャ生まれ。
イタリアの漫画家。

1969年に電気工学学校を卒業。
30歳の時にジャルディーノは仕事を辞め、漫画に専念することを決めた。
2年後、最初の短編"Pax Romana"がLa Città Futuraに掲載された。

1982年、ジャルディーノはマックス・フリードマン(Max Fridman)というキャラクターを誕生させた。
マックス・フリードマンは元シークレットエージェント(つまりスパイ)。
1930年代のヨーロッパを舞台に、政治闘争の場で活躍する。
『マックス・フリードマン (Max Fridman)』は人気を呼び、18カ国で発表された。

1984年、アメリカ合衆国の漫画家、アニメーターとして有名なウィンザー・マッケイ(Winsor McCay)の『リトル・ニモ "Little Nemo"』にインスピレーションを得た、若くてセクシーな女の子活躍する作品を思いついた。
それが今回ポストした作品は"Little Ego"というシリーズで、タイトル自体がパロディとなっているのだけど、ポストした作品自体もマッケイの『チーズトーストの悪夢 "The Dream of a Rarebit Fiend"』の一篇のパロディになっている。
マッケイのオリジナルの方は、ハゲ散らかした初老のおじさんがクリームを塗って頭髪と髭がワッサワッサに生え、ついにはびっくり人間コンテストか何かに登場して有名になるってところで目が覚める、みたいなお話。
"Little Ego"も夢オチなんだけど、最初のコマを見る限り、その大きさでボクとしては何の問題もない、いいオッパイで、5段目になると、こりゃ悪夢としか言いようがないものでしかないんだけど、たまに見かける成人マンガの巨乳モノの画像みたいなマンガからすると、奇形的に膨れ上がったオッパイを支持する層が確実にいるのだろうから、5段目のオッパイで大喜びって人も多いのだろうな。
あれもこれも二次元だと言われりゃそれまでだけどさ。


垢抜けた線で、ユーモアのあるマンガを描く人だなと思い、日本の同世代のマンガ家じゃどんな人がいるんだろ?と調べてみたところ、

坂口尚
佐々木マキ
長谷川法世
聖日出夫
日野日出志

が同じ1946年生まれ。
なんとなく思い浮かべていた谷口ジローは翌年、1947年の生まれだった。
ジャルディーノの絵を見て、谷口ジローの他に思い浮かべたのは、国友やすゆき、浦沢直樹の80年代のマンガ。
無性に『JUNK BOY』が読みたくなってきた。

The universe of Vittorio Giardino
Wikipedia
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