Travis Louie
Travis Louie (トラヴィス・ルイ)
ニューヨークのクイーンズ生まれ。
子供の頃は、絵を描いて過ごすことやサイファイ・ホラー映画の"Atomic Age"を見ることに熱中。土曜日の午後になるとノーザン・ブルバードにある地元のコミックショップとRKO映画の昼間上映に出かけるのが常だった。トラヴィス・ルイにとっての1950年代の驚きをもって記憶に値する事柄は、ロケット船やスーパーヒーローたちや巨大なモンスターたち、そして古いパルプマガジンのアートカバー。
また、ゴジラやキングコング、レイ・ハリーハウゼン(Ray Harryhausen)の映画に登場する沢山のクリーチャーのスケッチを何千枚も描いたりもしている。
高校卒業後にブルックリンにあるPratt Instituteに就職し、しばらく働いた後にフリーランスとイラストレーターとして独立。2、3年後に地元のアートギャラリーで作品を展示するようになる。このときの反応は大きな励みになったそうだ。その後、イラストを多産することを控え、個人的な依頼で作品を制作するようになり、ギャラリーでのショーに重点を置くようになった。
Travis Louie (トラヴィス・ルイ)の作品のヴィジュアルスタイルは、ドイツ表現主義やサイレント期からレイトフィフティーズのフィルムノワール(普通、サイレント期の犯罪映画やギャング映画はフィルムノワールに含まれることはないのだけど、気にしてはいけない。って書いてるオイラが気にしているのか)のライティングや雰囲気に影響を受けている。
F. W. ムルナウ(F. W. Murnau)、フリッツ・ラング(Fritz Lang)、オーソン・ウェルズ(Orson Welles)、ロバート・シオドマーク(Robert Siodmak)、ロバート・アルドリッチ(Robert Aldrich)、ジャック・ターナー(Jacque Tourneur)といった映画監督が好みだそうで、トラヴィス・ルイが自分の作品に求めるものを持つ映画撮影監督のグレッグ・トーランド(Greg Toland)からは大きな影響を受けたという。
ポストした四つの作品のタイトルは、
"Young Miss Bunny"
"Emilycopy"
"Ophelia, Another Queen of the Sea Monkeys"
"Miss Bunny"
面白いなあ、この人の描く架空の人物(?)のポートレートは。
だけどキャラクターとしては、男性を描いたものの方がより「濃い」ので、興味を持った方はリンク先をたどって下さい。
The Art of Travis Louie
Art of Travis Louie
Travis Louie
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