Saturday, July 12, 2008

Aimé-Nicolas Morot (Aime Nicolas Morot)


Aimé-Nicolas Morot (エメ=ニコラ・モロ、エメ・ニコラ・モロ)
1850年フランス北東部ロレーヌ地域圏 (Lorraine) ムルト=エ=モゼル県 (Meurthe-et-Moselleムルト・エ・モーゼル) の県庁所在地ナンシー (ナンシー) 生まれ、1913年8月12日没。
French Academic Classical painter。

ヨーロッパにおいてもっともジャポニスム的傾向を持った作品が生み出されていたのはフランスだと思うのだが、Aimé-Nicolas Morot (エメ=ニコラ・モロ、エメ・ニコラ・モロ) もそういったジャポニスムが猛威を振るっていた時代に活動した画家だったこともあり、この作品 "Jeune femme au parasol" を描くことになったのは当然の流れだったのだろう。ケレン味たっぷりでいいなぁ。

ジャポニスム (Japonisme、ジャポニズム、Japonism) については、有名な画家の作品のいくつかについては知ってはいたのだけど、検索するまでそれがどんな広がりをしていたのかってことまでは知らずにいて、改めて調べていくといろいろ面白い作品を見ることができた。そういった中で出会った一人がブログを始めてすぐくらいにポストした George Hendrik Breitner (ジョージ・ ヘンドリック・ブライトナー) で、"Girl in a White Kimono" という作品をポストしている。ジャポニスムについては、そういった作品や情報をまとめているブログにいくつか出会ったことがあり、今から自分が纏めても後追いっぽくて嫌だなあってのがあったので、そういった傾向の作品を放置したままにしていたが、1年くらい前に、邦人アーティストもブログにポストしていくとようやく腹をくくったこと (※作品の使用について、その許可をどうするのかあれこれ考えていた期間が長かったが、事前に許可を取ると決めたってこと) をきっかけに、ためしに海外の今現在のアーティストが描いたり撮影したりしたキモノと昔のジャポニスムの影響下に描かれたキモノ、そして国内の今と昔の着物を描いた作品をランダムに並べてみたことがあった。ちょっと面白い並べ方ができたんじゃないかと思っている。だから様々な国と時代が混在したキモノ特集はもっと規模を拡大してやるつもりでいたのだけど、あの後ブログの更新から遁走してしまったこともあって、未だに実現していない。
で、今回の傘特集はその特集以前に既にやることを決めていた特集で、1年以上前に下準備(作品の選択)が終っていたものに、Anna Bilińska-Bohdanowicz (Anna Bilinska-Bohdanowicz、アンナ・ビリンスカ・ボーダノビッチ) と Aimé-Nicolas Morot (エメ=ニコラ・モロ、エメ・ニコラ・モロ) を加え、後は情報を纏めて文章を書いてポストするだけといった段階でずっと放置されたままになっていた。なんとか梅雨の間にポストしなければ、ということで、他に幾つか並行して準備している特集 (まあ、傘特集と同じく1年以上前に下準備をしていたものばかりなんだけど) があって、この傘特集にはあまり手が回らず、ブクマの整理中に見つけた Jaqueline Vanek が新たに加えられた他には、1年前から新しい作品が殆ど加えられていないとか、日傘と雨傘は別々にした方がとかいろいろあるんだけど、地域によっては天気が崩れると予想される来週を見越して特集しておく。
これで天気が崩れなかったら、とんでもなく間の抜けた特集になってしまうから、何が何でも天気よ崩れろ!

ARC :: Aimé-Nicolas Morot
artnet
MADELEINE

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