Paolo Roversi × Naomi Campbell

Paolo Roversi (パオロ・ロベルシ、パオロ・ロヴェルシ) 1947年イタリア (Italy) のラヴェンナ市 (Ravenna) 生まれ、現在はパリ (Paris) 在住。
Paolo Roversi には、未だに作品の使用許可の申請をしていない。エージェントへの連絡になるので、もろにドラを振り込んじゃいそうで恐ろしいのだ。その後連絡したが、返事は来なかった。

Naomi Campbell (ナオミ・キャンベル)
1970年5月22日ロンドン生まれ。
15歳の時にロンドンのコヴェント・ガーデンで elite のモデルエージェンシーにスカウトされたのが、モデルになるきっかけとなった。
日本の茶の間にまで登場した1990年代を代表するスーパーモデルの1人。

カッとなりやすい性格で、私生活上のエピソードにはその性格が招いたトラブルに関するエピソードが多くある。
追記: モデル仲間マルセル・ビッター (Marcelle Bittar)との間に起きた喧嘩について、マルセル・ビッター (Marcelle Bittar)のエントリに記事を引用したので、このエピソードを知らない方は読んでみるといいだろう(→traveling with the ghost: Alix Malka × Marcelle Bittar)。


飯島耕一の小説『暗殺百美人』には、謎めいたナオミという女性が登場し、作中ではナオミ・キャンベルに言及する箇所が出てくる。そこではナオミ・キャンベルがアメリカ女になっていた。まあ、無理もない誤解だろう。また、作中にナオミに関する詩があるので、その詩を引用しておこう。

乳房も　ヘソも　あおぐろい薄い金属
ナオミという名は
旧約の
ルツ記
に出て来る
〈わたしの最も愛らしい者〉
という意味
だという
飯島耕一 『暗殺百美人』 より

ポストしたこの "royale" というシリーズは、大戦前に時代のミューズとして一世を風靡し、今尚あの時代のアイコンとして生き続けているジョセフィン・ベーカー (Josephine Baker、ジョゼフィーヌ・バケル) へのロベルシなりのオマージュなのだろう。このジョセフィン・ベーカーに関しては、Josephine Baker というエントリに有名なイメージをいくつかまとめておいた。

Magazine: Vogue Italia
Issue: Settembre 1996
Title: royale
Photographer: Paolo Roversi
Model: Naomi Campbell

PAOLO ROVERSI
VINCENT SIMONET PARIS
Wikipedia - ナオミ・キャンベル
foto_decadent: VOGUE (Italia) settembre 1996