Friday, February 06, 2009

Tabitha Morris




Tabitha Morris (タバサ・モーリス、タビサ・モリス)
1979年アイオワ州 (Iowa) のマウント・エア (Mt. Ayr) 生まれで、現在はロサンゼルス (Los Angeles) 在住の画家。

花の蕾が開くと妖精が誕生するとかっていうイメージはよく見るが、食虫植物をそういった感じに使用するのは珍しいのではないだろうか。食虫植物に詳しいというのでもないので間違っているかもしれないが、1枚目の "Crater" に描かれているのが熱帯雨林に自生する蔓植物であるウツボカズラ科の食虫植物で、2枚目の "Venus Fly Trap" は北米原産のハエトリグサ、そして3枚目の "Towers" がオーストラリア南西部に自生する、日本ではフクロユキノシタと呼ばれることも多いセファロタスだろう。
ハエトリグサの英名は、Venus Flytrap というらしい。パックリと開いた二枚の葉から生えたギザギザした棘がヴィーナスの睫毛に見立てられたことから、そう呼ばれるようになったのだそうだ。Wikipedia には、「女神のハエ取り罠」 という訳が付いていたけど、ちょっと語呂が悪かないかな。「ヴィーナスの蠅落とし」 ぐらいの方がいいのではないかと思うので、ここではそういうことにしておく。
食虫植物としてではなく、ヴィーナスの睫毛から生まれる女たちを描いたものだと考えると、ちょっときれいなイメージに思えなくもないかな。


Tabitha Morris
the HAPPY LION Gallery

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