Axel Torvenius
スウェーデン (Sverige、Sweden) のウプサラ (Uppsala) 生まれ。
Dark Artist。
東洋的な雰囲気を持った作風。
ポストした作品のタイトルは "Fan Me"、"Centipede Lover"、"Kumi Monster Android Fan Art"。
3枚目の "Kumi Monster Android Fan Art" は、原作・脚本:押井守、監督:沖浦啓之による映画 『人狼 JIN-ROH』 の Fan Art 作品で、プロテクトギアで武装した特機隊を描いた作品もあることから、この作品も同系列の作品だと思っていたのだが、どうやら、
Ok so this is my latest work. This started out as a sketch a long time ago, like a year back. Now I finally finished it and it turned out to be my first Fan Art of KUMI Monster. I hope she not will be too offended, I had a hard time since I did'nt have any good reference for her face in sideview.
Anyhow, visit this gorgeous fetish model at her homepage: http://www.kumimonster.com
or her LJ: http://kumimonster.livejournal.com
or her deviant art: http://kumimonster.deviantart.com
ってことらしい。今度改めて訪れてみることにしよう。
以下、Axel Torvenius とはあまり関係のない方向へ。
「1995年夏、人々は融けかかったアスファルトの上に己が足跡を刻印しつつ歩いていた。ひどく暑い。」
あの夏から13年目の夏を迎えようとしている。
去年ようやく見た 『人狼 JIN-ROH』 は確かによい出来で好きな作品なのだが、まだウブだった頃に見てしまった、学生の作った自主制作映画と揶揄されることも多いと思われる押井守の初の実写監督作品 『紅い眼鏡 / The Red Spectacles』 の方に思い入れがある。メタ構造となっている映画、映画の中に恥ずかしくなる程溢れるシェークスピアからの引用、川井憲次の音楽……。
この映画のあのシーンはあの映画からの引用だなどという指摘はいまどき流行らないからか、それともそんな指摘をする行為が恥ずかしいということになっているのかは分からないし、あるいは、もしかしたら誰かがどこかで既に指摘しているのかもしれないのだが、ボク自身は見かけたことがないのでここに書いておくと、『紅い眼鏡』 の中には吉田喜重の 『煉獄エロイカ』、ゴダールの 『アルファビル "Alphaville, une étrange aventure de Lemmy Caution"』、森一生の 『ある殺し屋』 といった映画から引用 (或いはパロディ化) されたシーンがあって、そういった引用元に出会ってから、あの 『紅い眼鏡』 という作品は、押井守の青春期の記憶が刻印された作品だったのだということを理解した。
そういえば、北野武の 『3-4×10月』 を見たときにこの 『紅い眼鏡』 のことを思い浮かべたってことを今思い出した。
それともうひとつ思い出したことがある。どういった連想からそう思い込んでしまったのかはもう定かではないのだが、学生の頃、久生十蘭の 『魔都』 を読んだときに、この作品は 『紅い眼鏡』 の元ネタに違いないと確信してしまい、しばらくその妄想が頭から離れなかったという、ちょっと恥ずかしい過去を思い出したので、それもついでに書き留めておく。
www.axeltorvenius.com - the art and creations of Axel Torvenius
T O R V E N I U S - decadent art and visions of concept artist Axel Torvenius
torvenius on deviantART
もうひとつ、映画と元ネタ繋がりで。映画と元ネタということ以外、これまでの話の流れとは一切関係のない話題になってしまうが、映画関係のブログなど始める気もないので、ある思い込みについての記録をしておきたい。
ショーン・ペン (Sean Penn) の監督第二作に当たる 『クロッシング・ガード "The Crossing Guard"』 が公開された頃、誰だったか女性の映画評論家がショーン・ペンにインタビュをしたときに、『クロッシング・ガード "The Crossing Guard"』 はジョン・カサヴェテス (John Cassavetes) の 『チャイニーズ・ブッキーを殺した男 "The Killing of a Chinese Bookie"』 へのオマージュになっていますよね?的な質問・指摘をし、ショーン・ペンを驚かしたということがあった。ずるいぞ。それならオイラだって、第一回監督作品の 『インディアン・ランナー "The Indian Runner"』 はリチャード・フライシャー (Richard Fleischer) の 『センチュリアン "The New Centurions"』 へのオマージュですよねってショーン・ペンに言って、よく気付いたな、ニイチャンって褒めてもらいたいやいとひとり癇癪を起こしていたのだが、果たして、『インディアン・ランナー "The Indian Runner"』 は 『センチュリアン "The New Centurions"』 へのオマージュなのだろうか。しかし、他にこんなことを言っている人に出会ったことがない。この二作品を見たらみんなそう思うだろと思っていたので、今検索してみてもそんなことを書いている文章にぶつからなかったことに、この考えはボク個人の妄想で、誰が見ても似ても似つかない作品同士なんじゃないかとちょっと不安になってきた。
ま、たとえ両者がまったく関係がないのだとしても、、『インディアン・ランナー 』 最高!、『センチュリアン』 最高!ってことに変わりはないのだけどさ。
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