戴 源亨 aka VOFAN

戴源亨 (だいえんこう) aka VOFAN (ヴォーハン)あ
1980年6月13日台湾生まれイラストレーター、漫画家。

Wikipedia (何度目だ、Wikipedia) には、

イラスト風カラー掌編CG漫画を中心に作品を発表し続け、鮮やかな色を操りながら、爽やかな作風を持ち、色彩の明暗で独特な光と空気感を描き出す。2005年、「台湾からの光の魔術師」と日本に紹介される。

とある。
ボクが作品を見ながら感じたのは、夏の人だなというとても単純なものだった。春を描いた作品、梅雨(台湾に梅雨ってあるのだろうか？)を描いた作品、秋を描いた作品もあるのだけど、圧倒的に多いのは夏を背景とした作品だろう。冬を描いた作品が見当たらないのと対照的だ。

1980年生まれの VOFAN と同年代で同じく夏を背景とした作品を描いている日本の画家に、1979年生まれの上田風子がいる。VOFAN の作品にも上田風子にも多くの少女が描かれ、どこかノスタルジーを感じさせもするところも同じではあるのだけど、両者の作品を見比べてみると、夏--少女--ノスタルジーというテーマを挟んでお互い反対方向を向いている様で面白い。異性からの幻想を孕んだ視線と同性からの批評的な視線との違いなのだろうか。

ポストした五点の作品のタイトルは、"少女美好的幻想世界"、"台灣的世界級"、"公車站前的約會"、"地標"、"台北人"。
キム・ヒョンテのエントリであおり構図について云々と書いたが、その前に VOFAN のこの "地標" という作品を見た時に、いつかどこかで書こうと思っていた日本人に多い極端なあおり構図のことを思い出し、忘れないうちにここでそのことを書くつもりでいたのだったが、あちらに先に書いてしまった、とどうでもいい打ち明け話っぽく書くことでこちらでも触れておくことにする。

夏にポストしたかったなぁ。

青 春 電 繪 物 語 - WRETCH
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