植草 航 (Wataru Uekusa、ワタル、Wataru)
植草航 (Wataru Uekusa、ワタル、Wataru)
1987年01月22日生まれ。
NHK で放送している番組に星新一のショートショートを何人ものクリエーターたちにが映像化している 『星新一 ショートショート』 といものがあって、植草航は、今年の7月14日に放送された 『気まぐれロボット』 に収録されている短編 「薬と夢」 を映像化した短編アニメの制作をしている。この短編が書かれた当時に映像化されていたら絶対サイケなものになっていたドラッギーなお話をクールに映像化していて、某所に上がった動画には、「なんこれwwww」、「ちょw」、「ばかすwww」、「なんぞこれwww」、「おまwww」、「らめぇええw」 といった今どきのコメントや、「こええ」、「かわええ」、「すげええ」、「やべえ、ついてけねえwww」 といった感想コメント、「タミフル?」、「なんかヤクっぽい。。」 というごもっともな印象コメントが映像と共に現れてくる。最終的には、「謎すぎ」 といった戸惑いのコメントも中にはあるんだけど、「おもしろかった」、「サンクス!もっと見てみたいですw」 といったコメントが作品を見終わった人たちから書き込まれているので、なんだかんだいっても見た人は概ね作品を楽しんだのではないだろうか。
この映像クリエーターという側面のほうが植草航の実体に合っているとは思うのだけど、今回はイラストレーターとしての植草航の作品をポスト。
何からどういった影響を受けたらこういった絵になるんだ?最近あんまマンガ読まないし、アニメなんて全然どういったことになっているのか分かんないんだけど、こういった絵の流れってのがあるんだろうか?全然分かんない。というのが、植草航の描いたイラストを最初に見た時にまず思ったことだった。
富沢ひとしの SF マンガに 『エイリアン9』 という、狂気がしこたま詰まった名作がある。植草航に影響を与えたものについてアレコレ考えてみた末に頭に浮かんだのがこの作品だった。植草航の描く絵が狂っているとかそういうんじゃなくて、世界観みたいなものに影響があるんじゃないかなと感じたのだ。
だから作品の使用許可の問い合わせをした時に、影響を受けたもの、例えば 『エイリアン9』からの影響は受けたりしているのかということを尋ねてみた。
頂いた回答は、影響を受けたものについては、世代にポケモン、デジモン、たまごっちから大きな影響を受けていること、兄の描く絵や地元の環境 (景色)、そして中学の頃から始めたインターネットといった自分を取り巻く環境に感化されることが多かったように思うこと、そして 『エイリアン9』 については最近知ったばかりで、本当に素晴らしい作品だという感想を持ったというものだった。
ポケモン、デジモン、たまごっち・・・・・・、う~ん、存在自体は知っているけどほとんど触れたことのない世界。先日、ある表現がどういった系譜に連なるのか分からないと不安になると書いたばかりだけど、ポケモン、デジモン、たまごっちについて、確たるイメージを持っていないボクは、そこから植草航の描いた絵への流れを自分の中に作り出せずにいたので、しばらくはイラストを見るとちょっとドキッとしていた。要するに既知の文脈に当て嵌めて安心することがまだできずにいたんだな。
確か、植草航の作品に出合って、その流れが分からなかったことが気になったので、最近のアニメを山ほど観たんだっけ。去年ブログの更新をサボり始めて少し経った頃から、しばらくアニメ三昧で、人生でこれほどアニメを見たことはないってくらい観たんだけど、ブログに全然フィードバックできてないな。
そういえば、短編アニメ 「薬と夢」 の感想で 「(多分アニメの) 絶望先生っぽいなw」 というのがあったが、イラストで見ると両者がまったく別の成り立ちをしたキャラクターであるってことが分かるんじゃないだろうか。
ポストしたのは "3月いじめ"、"neverneverriver"、"僕はやってしまいました"、"天狗のお化け" の4点。
bansoukou
排気口
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