Sunday, October 12, 2008

김 형태 (金 亨泰、Kim Hyung-Tae)





김 형태 (金 亨泰、Kim Hyung-Tae、キム・ヒョンテ)
韓国のソウル出身のキャラクターデザイナー、イラストレーターで、現在もソウルを拠点に活動している。
ゲームに普段から接している方には説明の必要がないくらい有名な方なのだろうが、オイラは redjuice から頂いたメールではじめてその名前を知った。
んで、早速作品を DL してみたワケだが、いや上手いワ、この人。
Wikipedia には、

作品ではあおり構図で身体を部分的に強調して描くことが多く、独特の陰影を表現した塗りは高い評価を得ている。

とあって、確かにあおり構図が多く感じられた。といいますか、邦人アーティストの作品を見る機会が多くなってから感じていたのだけど、あおり構図って、日本を始めアジア系のイラストレーターに多い構図なんじゃないだろうか。多分マンガやアニメの影響だと思うんだけど。

ぷらちなというサイトに2005年頃のものと思われるキム・ヒョンテへのインタビュがあった。注目しているクリエイターや作品はありますか。との問いに、韓国のアーティストでは 『リネージュ2』 のキャラクターデザインやイラストを担当したジョン・ジュノを挙げ、日本のアーティストでは、村田蓮爾や寺田克也、そして白亜右月、前嶋重機の名前を挙げている。

また、「これから先、どのようなイラストを描きたいか、何か持っている方向性などあるのでしょうか。」 という問いには、

「絵では“現実に基づいているけど、現実では見せられないのを見せる”ことが重要だと思います。現実の法則をそのまま適用しつつ、また別の側面を描写する……例えば光の描写や線の活用、その関係性、空間と立体。現実に立脚しながらも何とか新しく出来ないか、そういうのをいつも考えています。」

と答え、更に 「トレンド」 というものに対する自分のスタンスを語っていてその部分も面白いのだが、長いので気になる方はぷらちで読んでもらえればと思う。

ポストした作品は、ゲームをしないので分からないのだが、ゲームのキャラクターを描いたものなのだろう。キム・ヒョンテがキャラクターデザインをしたゲームをプレイしていたら、その中のキャラクターに愛着があったりするのだろうが、そういったものが僕には全くないので、なんとなく印象に残ったものをピックアップしていき、最終的に残ったのが今回はこの四点である。出来れば背景が描かれている作品から選びたかったのだけど、結局こういうチョイスとなった。お尻枠で選んだ1枚目以外は、なんとなくのチョイスなので、今度また選び直す機会があったとすれば今回とはまた違ったチョイスになるだろう。

《関連エントリ》
traveling with the ghost: Limha Lekan (임학수)
traveling with the ghost: 유훈용 (Ryu - Hun Yong) aka REWHY


Hyung-taekim.org: the most comprehensive fan-composed gallery on the Web
Wikipedia

No comments: