Gustav Klimt
Gustav Klimt (グスタフ・クリムト)
1862年オーストリア (Österreich、Austria) のウィーン (Wien、Vienna) 郊外にあるバウムガルテン (Baumgarten) 生まれ、1918年ウィーンにてスペイン風邪をこじらせ死去。
オーストリアにおいて、フランスにおけるアール・ヌーヴォー (Art Nouveau) やドイツにおけるユーゲント・シュティール (Jugendstil) に当たるウィーン分離派 (Wiener Secession, Sezession) を1897年に結成し活動した世紀末を代表する画家。
クリムトなどの有名な芸術家の作品から影響を受けた作品やアーティストが数多くいるので、参照点としてそういった人たちの作品もポストしとこうかなと思い つつも、『接吻 "Der Kuß"』 などの絢爛たる代表作を素直にポストできない拗けた性格なので、とりあえず、drawing 作品をいくつかポスト。
1枚目にポストしたのは、1898年の "Das Blut der Fische" という作品。
どこが好きなのか自分でもよく分からないのだが、以前から妙に心引かれる作品。
浮世絵の影響が感じられるのだが、気のせいだろうか。この作品には、"Fish Blood" あるいは "The Blood of Fish" と2種類の英訳されたタイトルがある。
先日、突然思い立って何年も手に取ったことのなかった池内紀が翻訳と編集をした 『ウィーン世紀末文学選』 って文庫を引っ張り出してパラパラしてみたんすよ。パラパラとね。すると、挿画でこの "Das Blut der Fische" が使われてるじゃないっすか。もう、ビックリ。んで、記憶の扉が開いたって訳ですよ。そう、そうなんすよね、この、この作品みたのって、この、この文庫だったんすよね、思い出しましたワ。そん時、コノエイイナー、なんて思ってみてた状況が、ブワーって頭ん中、ヒロガルヒロガル。……誰?
ってな訳で、池内紀がこの作品に添えた情報は、「魚の血 (クリムト画、 雑誌 「ヴェル・サクルム」 より、1898)」 となっている。また、この文庫に挿画として使用された作品のうち、J. アオヘンタラー 画の 「冬のメルヘン」 については、作者の名前や情報を調べ上げ、Josef Maria Auchentaller (ヨゼフ・マリア・アオヘンタラー、ヨセフ・マリア・アオヘンタラー) というエントリに纏めた。アオヘンタラーで検索しても0ヒット。そこからよく調べたよ、オレ。
2枚目から4枚目は晩年辺りの作品。
制作された年とタイトルは、1909年の "Woman, Semi-nude"、1912年の "Woman with Legs Open"、1914年の "Woman with Legs Open"。
蛇足情報の追加。(07.01,08)
iKlimt - The Life and Work of Gustav Klimt
グスタフ・クリムト - Wikipedia
The Darque Dragon Inn: Strokes of Gustav: Drawings
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