Tavish
Tavish ()
カナダ育ち、以前は NY のLower East Side (音楽でいえばジョン・ゾーン一派が根城にしていた街ですな) をベースに活動していたようだが、現在は SF をベースに活動している。
カナダ育ちとはいえ、Tavish の文化的な背景はスコットランドと台湾という変わった組み合わせらしい。
作品の印象からすると日本のマンガやアニメの影響がかなり大きいような気もするのだが、そこで台湾を持ってくるのには何か理由があるのだろう。
ま、何から影響を受けたにせよ、カッコよくて、かわいくて、ちょっとエロい作品を産み出してくれるのであればそんなことどうでもいい、と思いつつそのルーツを知りたくなってしまうものだけど。
とにかく、シンプルでいてカチッと決まった構図で描かれた少女や女性はいいものだ。
Tavish はめったにTVを見たりせず、PC の前に座り込んで時間を過ごすこともあまりせず、その上絵を描くために雑誌を見たりはしないとのこと。
その代わりといっては何だが、音楽は大好きなようで、rock と electronica をよく聴いているみたいだ。
また、Tavish はインタビュに答えて、マンガやアニメからの影響は確かに受けているが、他にも、マネ (Manet) 、ルノワール (Renoir) 、そしてセザンヌ (Cezanne) などの芸術家の緩やかな筆遣いなどにはいつも感嘆の念を抱いているし、他の現代の芸術家やイラストレーターと同様にエゴン・シーレ (Egon Schiele) が大好きで、モンドリアン (Mondrian) の作品のシンプルさは永遠のお気に入りだと言っている。
好きな、あるいは気になっている同時代のアーティストとして名前を挙げているのは、Ashley Wood、Jeff Soto、Trevor Brown、Katsuya Terada、Tank Girl や Gorillaz で知られる Jamie Hewlett、Takashi Murakami、Kaws、Graham Rounthwaite といった面々。
1、2枚目はともに2006年の作品で、タイトルは "Lichen no.10"、"Leash"、3枚目は2002年の作品 "Flawed no.6: Lost"。3枚目のセクシーな女性は、キャラクターデザイン的に見て、『攻殻機動隊 "Ghost in the Shell"』 の TV アニメ版 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX "Ghost in the Shell: Stand Alone Complex"』 シリーズの 「少佐 "Major"」 こと草薙素子 (Motoko Kusanagi) がモデルなのかもしれない。
Acidtwist | Imaginary people & empty spaces | Artwork by Tavish
Flickr: Photos from Tavish
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