Friday, March 07, 2008

Mahlon Blaine






Mahlon Blaine (マーロン・ブレイン)
1894年カリフォルニア (California) 生まれ、1969年没。
こういう言い方が合っているかどうかアレだが、アメリカのオーブリー・ビアズリー (Aubrey Beardsley) といった感じのアーティスト。
Mahlon Blaine (マーロン・ブレイン) はかなり人気が高かったらしく、ヴォルテール (Voltaire) の 『カンディード "Candide, ou l'Optimisme"』 やギュスターヴ・フローベール (Gustave Flaubert) の 『聖アントワーヌの誘惑 "La Tentation de Saint Antoine"』、『サランボー "Salammbô"』、ローレンス・スターン (Laurence Sterne) の 『センチメンタル・ジャーニー "A Sentimental Journey"』 やG.K.チェスタトン (G. K. Chesterton) の詩 "Lepanto" といったコテコテの文学作品から、エドガー・ライス・バロウズ (Edgar Rice Burroughs) のペルシダー・シリーズ 『地底世界ペルシダー "At the Earth's Core"』 や火星シリーズ 『火星の秘密兵器 "A Fighting Man of Mars"』 といったパルプ SF まで様々な小説の挿絵を手掛けた。
Mahlon Blaine 自身の作品の中では、"Nova Venus" というシリーズが有名。
エロティックな作品を多く描いてはいるが、ビアズリーフランツ・フォン・バイロス (Franz von Bayros)ハリー・クラーク (Harry Clarke) といった人たちの様な繊細な深みはない。
しかし、力強い大胆さなら彼らに勝るとも劣らないものがあり、そこが Mahlon Blaine の魅力だろう。

History of Art: Mahlon Blaine
The Outlandish Art of A Fighting Man of Mars
Mahlon Blaine
ERBzine 0877: Mahlon Blaine Gallery ~ A Fighting Man of Mars
ERBzine 0880: Mahlon Blaine Bio and Bib
Blaine

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