Sarah Moon - Pirelli Calendar 1972 - 01
Sarah Moon (サラ・ムーン)
1940年イングランドにおいてMarielle Hadengue(マリエル・アダング)として生を受ける。1960年代にモデルとして活躍し、1968年、フォトグラファへ転向。
大好きなフォトグラファ。Wikipediaに項目がないので驚いた。僕が十代の頃に名前を知っていた数少ない海外の写真家で、人気も高いと今まで思っていたが、そうでもないのかな?
1972年のカレンダーには大きな変化が見られる。というか、迷走が始まる。
アートディレクターのデリック・フォーサイスは、裸が登場するカレンダーとはいえ、ピレリカレンダーを巷にあふれるポルノ的表現と同一視されるのは問題であり、それらから距離をとるアイデアを考えていたという。大衆が過激になる性表現にいささかうんざりしているらしいということを肌で感じており、これまでとは違ったなにか新しい方向性はないかと模索。
そこで起用されたのが初の女性フォトグラファ、サラ・ムーン(Sarah Moon)だった。
サラ・ムーンはそれまでの男性フォトグラファたちが撮影してきた世界とはまったく違った、ロマンチックで儚い、見方によってはレズビアン的と言えなくもない世界を作り出し、新しい方向を示した。
ただこの方向は恐ろしく評判が悪かったらしい。
個人的にはこのカレンダーが大好きで、以前はこのシリーズがピレリカレンダーだとは知らずにいた。
ピレリカレンダーだと知ったときは、あまりに意外で、何で?と疑問に思ったのだが、コンセプトを考える人たちにもいろいろ事情があるものだということが、今回情報をまとめていてよく分かった。
Models:
Mick Lindburg
Suzanne Moncur
Boni Pfeifer
Inger Hammer
Magritt Rahn
Barbara Trethman
Pirelli Calendar 1972
jolita: Pirellli Calendar. 1972
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